おおきすぎるひとりごと。

すきなものをすきなだけ。

「一人だけど、独りじゃない」海外ひとり旅のメリット。

1月も終わりが近づいてきましたね。この冬の休暇、日本にいる友人たちは家族や恋人とまったり過ごしている人が7割、海外で年越しを楽しんでいる人が2割、という感じでした。海外年越しブームは少し収まってきているんでしょうか。

私は今トロントに留学に来ているので、年末は学校の友人たちとカウントダウンの花火を見に行ったのですが、やはり花火文化は日本がピカイチですね。でもカウントダウンというだけで楽しくなってしまうから不思議!

 

それはさておき、”海外旅行”というと、どんなイメージがあるでしょうか。

友人や家族と出かける海外旅行や、大勢で移動するパッケージツアーも賑やかでもちろん素敵です。何か素敵な景色やおいしい食べ物と出会ったときに共有できる相手がいるというのは嬉しいですし、誰かと一緒にいると安心感がありますよね。

でも、ひとり旅常習犯のわたくしとしては、勝手気ままに巡るひとり旅もオススメしたいと思っています。

 

というわけで、勝手にひとり旅プロモーション!

海外ひとり旅のメリットと、ちょっと残念な点を共有させていただきます~。

 

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海外ひとり旅のメリットって何?

メリットその① 思いがけない出会い

ひとりで海外に出かけると、「寂しくなりそう」と思う人も多いのではないでしょうか。実際、私がひとり旅の話をすると、友人からは「ひとりで寂しくないの?」とよく聞かれることがあります。

もちろん、まったくさみしくないと言えば嘘になります。

観光中もホテルに帰ってきても基本的には一人ですし、海外なので日本語で会話できることはほぼありません。(グアムやハワイなど、日本人観光客が多いところは日本語でも行けるのかも?)でもそれ以上に、ひとりで旅をしていると、思いがけない現地の方との出会いや交流が生まれるのです。

 

ロンドンのパブで一人ご飯を食べていた時は、現地のおじさまグループがフィッシュアンドチップスを奢ってくださいましたし(「俺は映画監督なんだ!」と言ってたけれど本当だろうか)、グアムのタイ料理屋で出会ったサルサの先生はグアムのレアな観光スポットを紹介してくれました。マレーシアのランカウイ島では、ホテルのバーテンダーさんが日本に住んでいたことがあるらしく、日本人歌手の話題で盛り上がりました。全部話すと長くなりそうなので、割愛。

「でも私、英語苦手だし!」という方もいると思いますが、大丈夫です。コミュニケーションを取ろうという気持ちがあれば、単語がわかれば意外と通じるものです。全く英語話せなかったり、英語が通じない環境だと厳しいかもしれません(笑)

 

良くも悪くも、ひとりでいるといろんな人が話しかけてくれます。

残念ながら全員がいい人ばかりとは限らないので、もちろん注意も必要です。二人きりにはならない、ホテルから近い場所を選ぶなどして、安全な範囲で交流を楽しみましょう。

 

メリットその② 身軽で自由に楽しめる

海外ひとり旅のもう一つのメリットは、身軽に自由に予定を変えられること。

これは人によるとも思いますが、個人的に友人や家族と旅行しているときは、事前にリサーチしてある程度の予定を決めておくことが多いです。なるべく彼らの希望に沿うように、「観光はこの場所に行って、お昼はここで食べて、そのあとのマッサージはこのお店を予約しておこう」というように、大体のアウトラインは現地に行く前に決めてしまいます。

そうするとトラブルも少ないですし、時間を持て余したり、逆に行きたい場所に行きそびれた、なんてことも少なくなるのはいい点ですね。

 

一方で、ひとり旅では”時間を持て余すこと”を楽しむことができます。

 友人や家族と出かける時とは対照的に、ひとり旅の時は事前に予定をあまり決めません。多くても1日2つ、少ないときはその日行く場所が何も決まってない、ということもあります。でもその分、街中をたくさん歩くようにしています。

街を歩いていると、なんだかおしゃれそうなカフェや、行列ができているフードスタンド、雰囲気のいいミュージアムやギャラリーなんかが発見できたりします。また、ひとり旅だと誰に気兼ねする必要もないので、そういった気になる場所にふらっと入ることもできるのです。

たとえ何も見つからなかったとしても、初めて訪れる海外の街並みを眺めながら歩く、というのもそれだけで楽しいものですよ。疲れたらカフェやレストランに入ってコーヒー(またはビール)を片手に、ゆっくり休憩もできます。疲れたら観光をキャンセルしてもいいし、気が向いたら電車のチケットを買って、違う町まで遠出してみてもいい。全部自分次第です。 

 

海外ひとり旅の残念なポイント

一方で、海外ひとり旅だと経験しにくいことももちろんあります。

個人的に最も残念に思うのは、食に関してです。

 

朝食やランチは、どのレストランでも一人用のプレートが用意されていることが多いのですが、問題はディナー

ディナー用のプレート料理を用意しているお店もありますが、おしゃれなダイニングやちょっとラグジュアリーなレストランなんかは、アラカルトでシェアする用のメニューになっていることも多いです。ひとり旅だとシェアする相手がいないので、どうしても頼める品数に限りが出てしまいます。

国によっては”ひとりで外食する”という文化があまりない場所もあります。なので、ディナータイムはもちろんランチタイムでも、ひとりでレストランに入るのはちょっと勇気がいる時も多いです。また、私はお酒が大好きなのですが、海外でひとり旅をしているときは、あまり外でお酒飲みません。女ひとり、というのは安全なことばかりとは言えないので、特に夜は早めの夕食にしたり、ホテルの近くのお店を選ぶなどして気を付けるようにしています。

なので、食べたい現地の料理などはランチで楽しむようにして、夜は軽く済ませたり、スーパーでお酒と一緒に買ってきて、ホテルの部屋で食べてしまうことも多いです。でも、それはそれで楽しいからよし(笑)

 

 

 今まで6か国ほどひとり旅には出かけましたが、どの国でも現地の方との交流を楽しめた気がします。また、現地の方だけでなく、同じようにひとり旅で来ている方と仲良くなって情報交換したりするのも、海外ひとり旅の醍醐味です。

ひとりであちこち出歩くので、安全なことばかりではありません。でも、話しかけてくれる人がいい人なことだって沢山あります。日本にいると知らない人に話しかけて交流する、というのは飲み屋くらいかもしれませんが、海外だとカフェや街中で話しかけてくれるひとは意外とたくさんいるのです。

安全を保てるように慎重になりつつも、自由気ままに、新しい出会いを楽しんではいかがでしょうか。