「簡単な単語なのに…。」知らないと混乱する(かもしれない)英語表現。
コロナウイルスの影響が世界各地でかなり大きくなってきましたね。健康上の影響だけでなく、経済にも大きな影響が出てきているようで、少し心配です。カナダでは、つい先日、外国人(カナダ国籍もしくは永住権所持者以外)のカナダへの入国が原則禁止となりました。トロントではレストランやバーは営業を停止し、テイクアウトだけ可になるという話もあります。
ただ、今の状況で私たちにできるのは「パニックにならないこと」「なるべく人の集まるところを避け、家で過ごすようにすること」だと思います。そんな時こそ、英語勉強のいい機会なのでは!?
ということで、久しぶりに英語に関係する記事です。
トロントに来て5か月を超え、英語環境で生活していく中で、「え、そういう意味なの!?」と思うような単語・表現がいくつかあったので、そちらを紹介したいと思います。日本の中学生が習うような簡単な英語表現でも、意外と思っていた意味と違う、ということがあったり。
お勉強というよりはちょっとしたポイントというか、雑談くらいの気持ちでゆる~く読んでもらえると幸いです。英語勉強のいい機会と言っておいてなんですが、多分、勉強といえるほどの学びはありません(笑)
知らないと混乱する!?簡単な英語表現
①"Candy"って飴じゃないの?
キャンディと聞くと、みなさん、飴のことだと思いませんか?
実際、日本ではぺろぺろキャンディとか、のど飴とかがキャンディという言葉でイメージされるものなんじゃないかなと思います。ちなみに私はロッテのドリンクミックスと明治のCHELSEAヨーグルトスカッチ味が好きでした。
でもね、実はCandey≠飴なのです!!
私がそのことを知ったのは、語学学校のクラスでクロスワードパズルをしていた時でした。Halloweenに関するクロスワードをしていて、「ハロウィンで配られる、カカオで作られたお菓子は何?」というような問題があったのだと思います(あやふや)。私は当然チョコレートだと思ったのですが、5マスしかなく「CHOCOLATE」と数が合わなくて首をかしげていました。そんな私を見て、友人は「答えはCANDYだよ!!」と教えてくれました。。
「キャンディって飴じゃないの!?」
調べてみると英語でCandyは飴だけでなくチョコレートなども含む’砂糖菓子’を意味するのだそうです。英和辞典にもがっつり書いてありました。しっかりと飴と言いたいときは、Hard Candyと表現すると辞書ではありました。ただ、ネイティブの友人曰くあまりHard candyという表現は使わず、飴と言いたいときも単純にcandyというそうです。ややこしいな、おい。
小さなことではございますが、キャンディという言葉が日本でも一般的だからこそなかなか調べないし気づかないことなんじゃないかなと思います。10年以上英語を勉強していて初めての事実でした(笑)
②"I don't care" 対 "I don't mind"
「気にしないよ~」
「なんでも大丈夫だよ~」
よく使う便利なフレーズですよね。もちろん、英語でひとこと「No problem」と言っても言いたいことは伝わりますが、別の表現だって知りたいところ。そんな時に便利なフレーズが”I don't mind”です!
ただこの"I don't mind"という言葉、"I don't care"と意味がこんがらがってしまうことが多い気がします。(少なくとも私は違いがいまいちわかってなかった。)
"I don't care"は、日本語にすると「どうでもいい」というニュアンスが近い気がします。この表現は、実はネガティブな意味合いを持つことがあるそうです。一方で”I don't mind”は、「気にしないよ」というニュアンスが近く、ポジティブな意味になるとか!実際に語学学校の先生から、「ポジティブなシーンで"I don't care”はあまり使わないよ」と言われたことがあります。
2つの違いを私なりに分解してみました。
- CAREは”世話をする””気にかける”などポジティブな意味合いがあるので、DON’Tで否定する"I don't care"はネガティブなニュアンス。
- MINDには”嫌がる”というネガティブな意味合いがあるので、DON'Tで否定する"I don't mind"はポジティブなニュアンス。
これが100%正解な解釈かはわからないのですが、私はこうやって覚えてます。
③"Netflix and chill"に要注意!
最後はちょっとしたスラングをご紹介!
Netflixはアメリカ発祥の動画配信サービスですが、日本でもサービスを展開しているのでみんなさんもご存じですよね。『ストレンジャー・シングス』や『TERRACE HOUSE』の続編?など、Netflix限定の人気コンテンツも多くあります。個人的には『クィア・アイ』がすき。
そんなNetflixを使った"Netflix and chill"という表現は、直訳すると「Netflixを見てゆっくりする」という意味になります。実際の会話では、"Do you wanna Netflix and chill?"のように、「Netflixみてゆっくりしない?」と聞こえる形で使われるので、特に考えず「イエス」と言ってしまいそうですよね。
でも待って、それ、セックスのお誘いなんです!
"Netflix and chill"という表現は、遠回しに相手をセックスに誘うときに使われる表現なんだよ、とネイティブの友達がランゲージエクスチェンジ(日本語と英語、のように学びたい言語がある人同士が集まって自分の母国語を教えあう)で教えてくれました。「だから誘われても気軽にイエスって言わないようにね」とのこと。日本語だと「ちょっと休憩してく?」ていうのが近いんでしょうか。(聞いたことないけど)
カナダに来てからそんなお誘いを受ける状況になったことがないので、私自身は実生活で"Netflix and chill"を聞いたことがないのですが、「これから英語圏に留学に行くよ!」という方や「そういう関係になりそうな英語圏の知り合いがいるよ!」という人は、知っておいて損はないかもしれません。
*
というわけで、役に立つような立たないような、ちょっとした英語表現のご紹介でした!
まだまだ知らない表現がたくさんあると思うので、面白い表現を見つけたらまた記事に書きますね。