英語系YouYuberの方々から学ぶ”日本人が英語を話せない”理由
こんにちは!やっとバイトを再開したものの、コロナの影響かお客様がそこまで多くないので「私の英語本当に上達してる?」と日々悶々としていたり、していなかったりする私です。でも忙しくなる前に、流れを思い出すいい機会だと思ってがんばっております。
なにより賄いがおいしい。誰かが作ってくれる料理って最高。
話は変わりますが、『バカイト【Bakaito】』と『華音チャンネル(Kanon)』というふたつのYouTubeチャンネルをよく見るようになりました。
カイトさんは日本在住なものの、外国の友達がたくさんいらっしゃって、動画内の会話はほぼ英語です。華音さんはロンドン在住で、日本語のコンテンツも多いのですが、恐ろしいほどのコミュニケーション能力で現地の方と交流するときなどは英語で話してらっしゃいます。たまに見ていてハラハラするレベル(笑)
偶然同じ時期に見始めたYouTubeチャンネルなのですが、コミュニケーション能力の高さと日本語字幕の面白さが共通していらっしゃって、英語であること関係なく見たくなるチャンネルです。単純に面白い。特に華音さんの翻訳センスには脱帽。字幕でギャグを挟んでくれます。
このお二人のYouTuberの動画と、自分の経験を通して思うことがあります。
それは、”日本人は英会話が苦手”というのは、本当でもあり嘘でもある、ということです。
今回はこの”日本人が英語を話せない”理由について、特に上記のYouTuberのおふたりの動画を見て思う、私の考えをつらつらと書き綴っていこうと思います。
”日本人が英語を話せない”理由
これは特にトロントに来てから感じることなのですが、ほとんどの日本人は中級レベルの文法は難なくできる方が多い気がします。義務教育の間に、集中的に文法を叩き込まれるだけありますね。
日本の英語についてはいろんな意見がありますが、英語の基礎として文法をしっかり学べたことは、個人的にとっても良かったと思っています。ライティングが比較的得意なのは日本の英語教育のおかげだと思うのです。
それが、英語で会話をする、となると、途端に”英語ができなくなる”日本人が多いともよく言われますし、私自身もスピーキングには苦手意識があります。ぼんやりと「なんでこんなにも英会話に苦手意識があるんだろう」と疑問に思いながらトロントで生活していて気が付いたことがあります。
「私たち日本人は、発音やアクセントを気にしすぎなのでは?」
「ネイティブ英語にとらわれすぎているのでは?」
英語が喋れる人は癖を気にしない?
”周りの英会話が得意”な知人やカイトさんと華音さんの動画を見ていて気づいたのは、彼らの英語も決して完ぺきではないということです。
もちろん、みなさんとっても上手な英語を話していらっしゃいますし、私が上手というのも恐れ多いくらいです。ただ、じゃあネイティブと同じレベルの英語か、まったく日本語の癖がない英語かと言われると、そんなこともないのです。
よぽど幼いころから日常的にネイティブの英語に触れて、英語を聞いた話したりする環境にない限り、日本語の癖がない英語を話すのは非常に難しいことです。トロントに移住して長い私の知り合いも、少なからず日本語の癖がある英語を話していますし、他の国から来ている留学生たちも、それぞれの国のアクセント・癖がある英語を使いこなして生活しています。
でもやっぱり、彼らの英語は上手だと思うのです。それは”ネイティブのような発音で話せるか”ではなく”相手に伝わる英語でコミュニケーションをとれるか”という点で、華音さんやカイトさんの英語は素晴らしいですし、とっても憧れます。
”英語を話せるようになる”ために
そんな方々の姿を見ていると、”どんな英語を話すか”という英語力以上に、”なにを英語で話すか”という会話力・コミュニケーション能力が大切なんだなと改めて気づかされます。口酸っぱく言われていることではあるものの、発音を気にして黙り込んでしまうくらいなら、発音も文法も間違いがあったとしても、積極的にコミュニケーションを取っていくほうがよっぽど上達するのです。
そもそも、ネイティブ英語といってのアメリカ英語とイギリス英語、オーストラリア英語、カナダ英語、ニュージーランド英語、、、など、同じ英語をネイティブとする国でも発音や表現が違うんです。
英語を第二言語として学んでいる私たちが、ネイティブ発音に固執する理由はどれだけあるというのでしょうか。
もちろん、あまりにも癖が強すぎると聞き取ってもらえないこともありますし、発音が良くないためにコミュニケーションエラーが起きることもあります。でもそういうことを積み重ねて上達していくんだと思いますし、それが不安で黙っているよりはマシ、と思うことにしています。通じないとへこむけどね。
”日本人が英語を話せない”理由で書いた通り、幸い一通りの基礎文法は義務教育で叩き込まれているのが日本人ですので、「まだ発音がへたくそだから…」「自然な表現で話せないから…」などと言わず、無駄に英語を話していきましょう!
以前ご紹介した独り言を英語でいう練習法は、まだ人と会話するには不安という方にオススメですよ!!
(宣伝で終わる)