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トロント留学する前に知っておきたかったこと。~クレジットカード編~

こんにちは!気が付いたら前回の投稿からがっつり日にちがあいてしまい、おやおやという気持ちです。おやおや。

 

前回の投稿以降にあったことと言いますと、トロントでは一瞬モールやパティオが営業再開したかと思いきやまたがつんと新型コロナウイルスの新規感染者が増えて再度クローズし、なんと「同居している人以外とは外でも会っちゃだめだよ☆」というとても厳しい規制までが始まり、さすがに心が折れてちょっと調子を崩したりしていました。

でも今は元気です。状況の変化はあまりないのですが、周りに支えられながら暮らしております。

 

ということはさておき、ここしばらくまた得意の考えすぎを発揮して人生設計が迷子になってきている私なのですが、迷子になっていく中で、「カナダのデビットカードと、日本から持ってきたクレジットカードがあればいいだろ」と作る気のなかったカナダのクレジットカードを作成してきました。が、調べてみると日本との違いや「それは早くに知っておきたかったよーーーー!?」ということがあったので、ご紹介したいと思います。

 

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トロント留学する前に知っておきたかったこと

カナダと日本のクレジットカードシステムの違い

まずそもそもクレジットカードとは何か、という説明はWikipedia大先生に任せることにします。どうぞ!

クレジットカード(英: credit card 略語(俗語):カード)とは、商品を購入する際の後払い決済(支払)する手段のひとつ。または、契約者の(会員)番号、姓名、その他が記載・記録されたカードである。顧客のクレジット(信用)により後払いが可能な手段である。

クレジットカード - Wikipedia

 

選ぶクレジットカードによってはポイントがたまったり、海外旅行保険が付いてくるなどの特典があるので、日本でも無理のない程度にクレジットカード払いを活用しておりました。ですが、今回カナダでのクレジットカードを調べてみて、大きな違いに気が付いたのです。

 

カナダのクレジットカードは

自動引き落としがされない!?

 

というのも、日本のクレジットカードは銀行の口座に紐づいていて、後払いではあるものの、支払日に自動的に口座から使用した金額が引き落とされるのが基本ですよね。もちろんカードによっては引き落としがある前に払い込みをすることができるカード(エポスカードとか)もありますが、自動引き落としは基本のオプションとしてあると思います。

一方でカナダのクレジットカードは自動引き落としがなく、毎回、期限までに自分で一定の金額を振り込みをしなければいけないのです。

ちなみにデビットカードの場合は使用ごとに自動引き落としです。混乱。

 

私は口座を持っている銀行のクレジットカードを持っているのですが、それでも自動引き落としはなし。設定などでもしかしたら変えられるのかもしれませんが、基本は振り込みをする、というシステムみたいです。

また振り込む際の金額についても日本とルールが少し異なり、使用した金額ではなく、最低金額が指定されていて、それ以上を振り込めばクレジットスコアに傷はつきません。(クレジットスコアについては後ほど)ただし、「使用した金額(月の請求額)ー支払った金額=翌月以降に持ち越されて利子がついてしまう金額」になるので要注意!よっぽどの理由がない限りは、全額支払うことをオススメします。

ちなみに最低金額以上を振り込まない場合は、利子もぐんと高くなり、個人に与えられているクレジットスコアが下がってしまったりします。

 

このクレジットスコアとは個人に与えられる信用スコアのこと。クレジットヒストリーという、支払いの履歴に基づいて算出されます。個人情報に紐づいていて、ローンを組むときや、マンションを借りる時などに「支払い能力があると信用できるか否か」の判断の基準になるのです。このクレジットスコアが低くなってしまうと、ローンの利子が高くなったり、新しいクレジットカードが作れなかったりします。

カナダに渡航したばかりの時は、基本的にクレジットスコアがありません。携帯電話料金や、クレジットカードのなどの各種支払いを遅れることなく続けていくことで、クレジットヒストリーとスコアを築いていくことができるようです。

もっと深く知りたいという方は「クレジットスコア」でGoogle検索してみてね!

 

クレジットカードを作るのにクレジットスコアが必要、という矛盾

さてみなさんお気づきでしょうか。

 

クレジットスコアが一定数ないとクレジットカードが作れないのですが、クレジットカードなどの支払いがないとクレジットヒストリー・クレジットスコアが築きにくくなります。

日本のクレジットカードを使用して支払いをしても、カナダでの支払い履歴とはならないため、クレジットヒストリーには加算されません。また、シェアハウスなどに住んでいる場合は支払いは現金のことが多いでしょうし、公共料金も自ら契約して支払うことは少ないと思います。

 

つまり、クレジットヒストリー・スコアを効率的に上げるはクレジットカードが有効ですが、クレジットヒストリー・スコアがない/低いためにクレジットカードが作れないのです!矛盾だね!

 

こんな時に便利なのが、私も持っている銀行が提供しているクレジットカード。

その銀行の口座を開設することを条件に、留学生などクレジットヒストリーがない人にもクレジットカードを発行してくれる銀行が多いのです。そして銀行のクレジットカードでヒストリーを築いていけば、いずれはほかのクレジットカードも作れるようになる、ということですね。(「なるほどー!」)

 

もともと2年で帰国を考えていたのでクレジットカードを作るつもりはなかったのですが、もろもろの事情で1年経ってからクレジットを作りに銀行に突撃したのですが、ここに一つ落とし穴がありました。

 

銀行担当者

「あなたはカナダに来てから一年経ってるから、審査が発生するかもしれないね」

 

「…なんだって!?」

 

よくよく説明を聞くと、カナダに来たばかりの人ならクレジットヒストリーがないのも当たり前ということで特に問題なく発行してもらえるそうなのですが、1年間すでにカナダに滞在している私は審査が発生し、クレジットスコアが足りていない場合はデポジットを預ける必要が発生するかもしれないとのこと。

このデポジットというのは、簡単にいうと銀行に預けておかなければいけないカード限度額分のお金です。万が一支払いが滞ったときはこのデポジットからお金が引かれる形になるのでしょう。一定期間きちんと支払いをすればこのデポジットは不要になりますが、それまでは預けっぱなしにしなければいけないそうです。

 

トロントに来る前、もしくは来てすぐに知りたかった…」と思いつつも、もうどうしようもないので審査をお願いしました。するとなぜかその場でOKがでて、無事デポジットなしのクレジットカードが作れることに。

 

どうやら携帯電話の支払いなどで、クレジットカードはないもののヒストリーができスコアが付いていたのでは?ということです。ありがとう携帯会社。

 

ですがいずれにしても、クレジットカードを作る可能性がある方は来てすぐに作ってしまったほうが安心だと思います。

 

 

というわけで、トロント留学する前に知っておきたかったことのクレジットカード編でした!

銀行によっては使った金額の一定の割合でキャッシュバックがあったり何かしらのポイントが溜まるクレジットカードがあったりするので、個人的にはお得なのでは?と思っています。万が一、将来トロントやカナダのどこかでアパートを借りることなどが発生したときを考えても、しっかりとクレジットカードでヒストリーを築いていた方がいいでしょうしね。

 

ただ、私の周りで自分で支払いしなきゃいけないことを知らず、利子がついてしまった友人もいるので、支払いだけは忘れずに行いましょう!!